海外旅行なので一応「英和・和英」の辞書を持って行きましたので
ソウル市内へ向かう「ガイドバス」の中で、こっそり調べました。
あの「オヤジ」が言った「エキセントリック」という英語の意味を！

辞書では「風変わりな」という記述が有りましたが、その注釈に、
何か変な、とか「へんてこな」と書かれていました。
なるほど「オヤジ」は「へんてこな顔だな」と言ったんです！
そう言えば、その後日本で「資生堂」だったか「テレビ」の宣伝で
「エキセントリックな貴女に」とか言ってましたから、意味を知って
いたら「へんてこな」と言われた「女性」は怒ったでしょうね！？

旅行会社の「ガイドバス」の中で、かの「研ナオコ」が案内をして
くれるのですが、どうも一つ「意味」が分かりません？
貴方は「コピー」はお好きですか？　とか「チェリラ」が怖いなど
と言うのですが、何が何やら？

これは後で解ったのですが「コピー」は「コーヒー」のことです。
もう一つの「チェリラ」は「ゲリラ」の事でした。
そんなんで、半分「意味不明」のガイドでしたが、気持ちは夜の
女性に飛んでいましたから、ニコニコ顔で問題無しです。

ソウル市内に近づくにつれ、道路から３０mほど離れたところに、
現地の会社や、日本の企業の「大きな看板」が塀の様に並んでいて
色鮮やかなので「写真を撮ろうと」しましたら、ガイドさんが血相
を変えて「止めなさい！」と叫びました！？
何の事やら分かりませんが、その「剣幕」に驚いてカメラを下すと
にこやかな顔に戻った「ガイド」さんが、ゆっくりと説明します。

あの看板は、ただの看板ではなく、後ろに「機関銃」の「台座」が
有り、常に３人の「兵士」が「チェリラ」を「撃ち殺す態勢」なの
だそうです！　だからカメラなど「光る物」を向けたら撃たれるか
もと・・それで「血相」を変えたのです！

そろそろ「市内」に入る頃になると、突如１０mほどの「トンネル」
が１００mおきくらいに並んでいる所に差し掛かりました。
何だろう、この「トンネル」はと思い、ガイドさんに訊いてみますと
逆に「何だと思いますか」と問われました。

１４～１５名のツアー客が「ああでもない、こうでもない」と話し
合ったのですが「正解」は有りませんでした！
ガイドさんいわく、これは敵(北朝鮮や中国)が攻めて来たときに兵隊
や戦車が通れなくするために「爆破」する「障害物」用の設備だと
言うのです！
そこで「ハッと」思い出しました！　朝鮮戦争は終わったのではなく
目下「休戦中」で、いつ何どき「敵が攻めてくるかわからない状態」
だというのが韓国人の「置かれた立場」だという事を！

ついでに「ガイド」さんが、こんな事を言いました。
　　皆さんの国にも「韓国パブ」などが有って、大勢の「韓国女性」
　　が居ると思います。 また今夜からは「宴会」などで「韓国女性」
　　と食事をする事が有ると思いますが「日本の女性」と大きな違い
　　が有ります。それは、こちらの女性は食事の時「片膝」を立てて
　　いると思います。日本の「男性」が良く「行儀が悪い」と「苦情」
　　を言われますが、それは「許して」あげてください。
　　この国では、食事中でも「パーン」と銃声でもしたら「パッと」
　　立ち上がって、サッと逃げる必要が有るのです。
　　チョゴリ(韓国の女性の衣装 チマチョゴリ)で、どっかと座っていた
　　のでは逃げ遅れてしまいますので「立膝」で食事もするのです！
　　決して「行儀が悪い」訳では有りませんので「ご理解ください」と。

へ～？　そうなんだ！　と、一同納得し、感心したものです。

さて、ソウル市の中心部に有る、一級ホテルの「ソウリンホテル」に
到着しました。

続きます。