食堂と言うか「宴会場」のような部屋に、20人以上が座れる大きなテーブルと
5~6人用の小さなテーブルが有り、小さなテーブルに食事が用意されてます。
私と奥様と秘書の3人ですが、テーブルには、4人分が用意されています。
一瞬「ん?」と思ったのですが、元々「旦那さん」も含めた4人の予定だった?
さあ、いよいよ「白米」のごはんです!
見ると、茶碗と箸のような組み合わせですが、茶碗の代わりに「ステンレス」製の
お椀のような入れ物に「白米のごはん」が入っています。 そしてちょっと長めの
やはり「ステンレス」製の「箸」です!
奥様が、今日は「歓迎パーティー」ですから「鳩料理」を作りました。 と言い、
4つの「土鍋」のような器の「蓋」を取りました!
思わず「ギョッ」です! 首から上は付いていませんが、一匹まるまるの「鳩」です!
しかも、白いのが2つと、黒いのが2つ!
羽根は焼いてしまったのか、トリ肌の丸出しで、内臓は取り出して代わりに「もち米」
を詰めて有るのだとか。 それを「スープ」で「グツグツ」と煮たものだそうです。
でも、姿・形そのままは、さすがにちょっと抵抗が有ります!
秘書が、どちらを召し上がりますか? と訊くのですが、クックって鳴く「鳩」でしょ?
白いのは「ニワトリ」みたいですが、黒いのはどう見ても「カラス」です!
私は当然「白」を選びました。 それなら「ニワトリ」だと思えば抵抗がないからです!
不思議な事に、奥さんと秘書は「黒」を選んだのです!?
まあ「郷に入っては郷に従え」ですから、意を決して「食べる」ことにしました。
グツグツまる煮の「出汁」のスープを啜りながら「もち米」と一緒に食べた「鳩さん」
は、ニワトリよりずっと「美味かった」が「正直」な感想です!
一匹丸々、箸の休む間もなく、ほとんど食べ終わった時、はたと気づきました!
あれっ? この「ボウル」に入ったご飯は、どう食べるの? と言う事にです!?
鳩ポッポに気を取られて気づかなったのですが、小皿に「焼肉」が盛られていました。
焼肉は「タレ」の問題で、どの肉でもそれなりに「うまい」ものですが、この肉は
牛肉のステーキや「ロース」「カルビ」よりは少々「歯ごたえ」が有りましたので
秘書に「これは何の肉?」と尋ねると、彼女が「ケ」と言いました!
えっ?「ケ」って何? と更に尋ねると、テーブルに指で「字」を書きました!
何と「犬」です!
ここで一瞬「頭をかすめた」のは、鳩ポッポを胃袋に入れた後、犬をけしかけたら
胃の中が「お祭り」になるんじゃないか? ほんの一瞬の「思考のジョーク」です!
その時、奥さんが、〇〇さん「この鳩料理」は、黒い方が倍おいしくて、値段は
3倍なんですよ! って。
え~っ? 何でそれを先に言ってくれなかったの? って思いながらテーブルの上を
見まわしたけど、二人に「バッチリ」食べられちゃって、カケラも残っていない!
満腹で「胃」が大忙しのせいか、頭は「空っぽ」で、どうでもいいような思いが
駆け巡っています! 例えば「ケ」はどうでもいいけど「丸っぽ」で出て来なくて
良かったな~とか、焼き鳥・焼肉・焼き豚・焼き蛤・サザエの壺焼きなどは有る
けど、煮鳥・煮肉・煮豚・煮ハマグリ・サザエの壺煮なんてないよな~・・とか。
そう言えば「研ナオコ」が「韓国女性は立膝で食事をする」って言ってたけど、
この秘書さん、チョゴリをまくって、右ひざを椅子の上に上げたけど、その時に
何か「チラッ」と見えたような気がしたけど、日本の着物と同じで、下着は穿いて
いないのかな~なんて、まとまりのない事が「走馬燈」のように流れている。
ボーっとしている私を見て奥さんが、さ、そろそろ「乾杯」をしましょうと・・?
えっ? 乾杯って最初にするんじゃないの? と言おうとして止めた。
何故って、酒はまったくダメな「下戸」だから、余計な事は言わないのが身の為!
用意してあった「酒」と思しきものをコップに注いで「さ、乾杯」と日本語で!
舐めるように口に入れた途端、焼けるような熱さが舌を包む!
こんな物で先に「乾杯」したら、後から来る「料理の味」など「仏滅」だよ!
奥さんが、このお酒は「マッコリ」って言うの、日本の「どぶろく」と同じよって
説明してくれたけど、俺は自慢じゃないけど「どぶろく」が何かも知らないよ!
そう思いながら適当に「フ~ン」とか生返事をしたら、こんどは「秘書」さんが
これって「アソコ」にも利くのよね~だって!?
え・え・え~、純真無垢な「処女」のような顔して、そんな事言うの貴女は!?
ひょっとして俺に「カマかけて」るのかな? 途端に何かに頭をひっぱたかれた!
やべ~やべ~、この秘書さん、間違いなく「団長の彼女」だろうから、変な事した
ら「銃殺」されちゃうかも「クワバラ・クワバラ」! 桑原に頭をひっぱたかれた!
ね、〇〇さん、ちょっと一休みしませんか? 昨日から大分お疲れでしょ?
今日もこの後、4時に私の「とっておきの天使」が来ますから、多分今夜も眠れ
ないかも知れませんよ!? 2時間ほどここでお休みになるといいわ。
つられて秘書さんが「それがいいわ」お眠りになるまで私が「あっちこっち」
マッサージしてあげましょう・・だって!?
ちょっと、ちょっと。 さっきの「アソコに利く」とか「あっちこっちマッサージ」
とか、何か「引っかかる」んだよな~?
ひょっとして、団長さんも忙しくて「構ってくれない」から「欲求不満」なのかな?
ダメ・ダメ、誘惑されないよ! だって「銃殺」が怖いもん!
でも「あっちこっち」って、どこと、どこの事?
ダメだこりゃ、頭が否定しても、身体が期待してる! 早く寝ちゃお!
続きます。